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株式会社Oceanic Constellationsは、世界初の水上ドローン船ネットワーク「海の衛星群」実現により、海洋に関連する幅広い社会課題に正面から挑戦する会社です。各産業で社会実装を経験したエンジニアにより構成されたチームで日々開発を進めています。

当社では、採用にあたって最も重要なこととして「命題を高い水準で共有できるか?」という点を意識しています。まず最初に、以下の「当社のこれからの命題」を一読いただき、「あなたに聞きたいこと」について回答をPDFファイルにてご用意ください。recruitment@oceanic-constellations.com宛に回答を送付いただければ、当社から採用可否に関するご連絡を差し上げます。当社では現在、一律の募集職種を定義しておりません。命題解決に必要なポジションと職掌および相応の報酬について、あなたと相談して決めていく、というスタイルで採用活動を行っております。ご連絡をお待ちしております。

当社の命題


【大テーマと前提条件】

大きさ2m~5m前後の無人艇(Unmanned Surface Vehicle :USV)の組立・配線を行う弊社量産工場を新設する。基本開発・製造方針としては、船体を含む各構成部品はサプライヤから供給を受け、量産工場内にて組付け、配線を行う。また、生産対象となるUSVは量産開始初期断面では1種類であり、年産は100~200台程度。ただし、数年(5年くらい)かけて複数種類、年産も千台クラスに拡張していく予定。
運用面においては当社が常時一定数のUSVを運用している状態の維持が必須となるため、「運用期間中の想定値以上の故障」、または「複数台の同時期での故障」は大きな課題となる。

上記を前提とした場合に、根本の命題は以下の2点となります。
・信頼性・故障率を設計、または量産プロセスで如何に確保するか?
・将来の製造台数の拡張に向けた戦略をどのように立て、投資を行うか?


【あなたに聞きたいこと】

上記は当社の採用にあたっての仮の命題です。記載されていない各種追加の前提条件は自由に設定頂いて大丈夫です。なお、本命題に対する当社内の問題認識をご参考までに以下記載しております。回答のフォーマットは定めておりませんので、ご自由に記載していただいて構いません。


【当社の課題認識① : 設計断面での信頼性】

設計・試作・量産試作断面までに信頼性試験として環境試験、寿命試験、故障率試験を行うことで信頼性検証を行うものと認識している。当社開発方針として、各構成部品は、サプライヤ側で上記の試験を実施し、信頼性の担保を行うことを基本方針としているが、以下のような課題が存在する。
課題① : 既製品、汎用製品(ハーネス等)を利用する場合に、すでに保証条件が定められており、当社のユースケースに当てはまらない。
課題② : 課題①に準ずるものであるが、設計を弊社側で行い材料を指定した状態で加工、切削を外部委託したような構成部品に関しては、そもそも保証条件が無い。
上記の課題①、②に対応する方針としては何が適切と考えるか?


【当社の課題認識② : 初期故障を防ぐ納品基準】

量産時点での信頼性を担保するためにスクリーニング試験、抜き取り試験等による検査が必要となる。特にサプライヤからの仕入れ部品に関しては納品基準を適切に設定し、サプライヤ側にて検査実施を促すことが重要であり、以下の課題を想定している。
課題① : 納品基準を細かく、多くしていくとコストにはねる。とはいえ、システムとして重要である部品のコア要件のみの検査だけで納品基準として必要十分かの判断が困難。
基本的にはサプライヤ側にその製品に関する詳細知識が多くある前提で、サプライヤ側の知見も用いて適切に納品基準を決めていくために、どういう会話が効果的と考えるか?


【当社の課題認識③ : 弊社量産工場における検査】

弊社量産工場内におけるスクリーニング試験、抜き取り試験が必要と考えられる。
基本的に組付けと配線がメインの弊社工場において、どのような検査が適切と考えられるか?


【当社の課題認識④ : 工程管理と製造台数】

量産の品質を確保する上で工程管理は欠かせないと考えられる。そのためには従業員の採用や教育により質を確保することが重要である。一方で製造台数の拡大を考えると、製造工程を分割し、タクトタイムを短縮する、または、ラインを並列化する等を行うが、その場合に必要な従業員は増えていく。さらに、製造開始初期断面では人を集め、教育することは厳しいことが予想される。
仮に、初期の年産200台では、以下の要素をどのように検討するか?
・製造キャパシティ
・従業員の規模と必要な役職、スキル
・タクトタイム ※工程の分割度合い
・導入が必要な設備、システム
さらに、5年かけて年産1000台に拡大することを見越した際の戦略はどのようなものになるか?


【当社の課題認識⑤ : 量産工程品質を上げる設計のポイント】

工程管理も重要であるが、設計断面から量産工程を意識することも重要となる。
意識すべき項目としてどのような項目が考えられるか?


【当社の課題認識⑥ : サマリー】

上記以外の観点で、量産における考慮すべき点について何かあるか?
また、これらの議論のうち、核となる課題はどこだと考えているか?

【賃金引上げ計画の表明について】

当社は政府の方針に基づき、以下の通り賃金引上げ計画を表明いたします。

【お知らせ】従業員への賃金引上げ計画の表明書(2024/5/1掲載)